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 8強の扉をこじ開けたラグビー日本代表が4強に挑んだ20日は、3年前に53歳で他界した「ミスター・ラグビー」、平尾誠二さんの命日。平尾さんゆかりの人たちが日本代表の雄姿に声援を送った。

 平尾さんが通った神戸・三宮のバー「THIRD(サード) ROW(ロウ)」では、試合に合わせて通常より1時間開店を早めて準備。小さな店は集まった約25人でいっぱいになり、カウンターに置かれた平尾さんの写真と熱戦を見守った。

 この店を経営する金村泰憲さん(55)は社会人ラグビーの元選手で、ワールド(2009年に休部)でプレーしていた。平尾さんがプレーしていた神戸製鋼と対戦したこともある。1997年にバーを開店すると、すぐに平尾さんが遊びに来てくれるようになった。

 W杯日本大会の組織委員会理事として平尾さんが招致にも携わった大会の盛り上がりと日本代表の活躍に「平尾さんは天国で『おれのことはいいから、この舞台を楽しめ』と言っていると思います」と話した。ノーサイドの後は「平尾さんも僕らと同じ気持ちで『おまえらすごいぞ。かっこいいよ』と言ってるでしょう」と日本代表をねぎらった。

 平尾さんの2学年下で、同志社大、神戸製鋼と一緒にプレーした武藤規夫さん(55)は、大一番が平尾さんの命日という巡り合わせに「友人と『平尾さんはすごいなあ、亡くなってもシナリオを作っている』と話していた。今日は平尾さんと一緒に応援している気持ち」と話していた。ベスト4はならなかったが「勝てるかも、と思わせてくれた」とたたえた。

 元ラグビー日本代表で神戸親和…

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