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 生涯に彗星(すいせい)12個、新星11個を発見した世界的なアマチュア天文家・本田実さん(1913~90)の母校の鳥取県八頭町立八東小学校で21日、移動プラネタリウムを使った星の授業があった。1年、4年、6年生が、映し出された秋の星空散歩を楽しんだ。

 移動プラネタリウムは直径5メートルのドーム形テントの内側に星空を映写するもので、県が今年度、購入した。運用するため9月に設立された団体「山陰モバイルプラネタリウム」代表で、「本田実顕彰会」会長の多賀利寛さん(68)らが講師を務めた。

 八東小には、本田さんが母校のために特注したと伝えられる口径10センチの天体望遠鏡がある。4年生27人はこの日、望遠鏡で日中の月を見る予定の授業が、空が晴れずにできなかったが、移動プラネタリウムを楽しんで、望遠鏡の由来や、本田さんが旧満州で従軍中に「すばる星」がよく見えると日本に書き送ったエピソードなどを聴いた。藤田ひろさんは「冬の星座がもう見え始めていること、本田さんがいくつも彗星や新星を発見したことに驚いた。本田さんのことをもっと知りたい、星空をもっと見たいと思った」と話した。(斉藤智子)