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 高齢になっても、おいしく食べ物を味わいたい。多くの人がそう願っているはず。そのためには、食べる力を維持するための訓練が有効だ。最近は、楽しくできる訓練法が色々と出てきている。

 口には「食べる」「飲み込む」「息をする」などの様々な機能がある。これらの機能が衰えることを、口の中の虚弱(フレイル)ということで「オーラルフレイル」と呼ぶ。

 このオーラルフレイルの予防に向けて活動している利根保健生活協同組合・利根歯科診療所(群馬県沼田市)の中沢桂一郎所長が取り入れているものの一つが、楽しみながらできる「吹き戻し」を使った口の機能の訓練法だ。子どもの時に遊んだことがあるだろう。クルクルと巻かれていた紙筒が、息を吹き込むとビローンと伸びていく、あれだ。

 普段、何げなく繰り返している「食べる」という行為は、実は歯で食べ物をかむだけでなく、舌で食べ物をまとめたり、飲み込んだりといった複雑な働きが機能することで成り立っている。中沢さんは「自らの歯を残すことはもちろん大事だが、それとともに口の周りの筋肉を衰えさせないことも、とても大切」と話す。

 吹き戻しを使った訓練では、呼…

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