鳥取)オオサンショウウオ、人工巣穴で初めて孵化

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矢田文
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 国の特別天然記念物オオサンショウウオの保護のため鳥取県南部町内に設置された人工巣穴で、初めて卵の孵化(ふか)が確認された。初産卵を確認した昨年は台風の影響で卵が流出。「今年こそは」と整備を続けてきた人々の思いが実った。一方で、巣穴の管理が民間頼みになっているという課題も残る。

 南部町は2年前に日本オオサンショウウオの会が開かれるなど、豊かな里山環境が残るオオサンショウウオの生息地。ただ河川工事などの影響から生息環境が減少したため、県がマンホール型人工巣穴を設置した。2011年から同町が巣穴の維持・管理を引き受け、地元のボランティアらで整備を続けている。

 人工巣穴で初産卵を確認したのは昨年の夏。設置からやっとの悲願に、孵化に向けて地元の人たちからも見守られていた。だが、9月末に台風の影響で上流部から土砂が流入。巣穴の奥まで砂が入り込み、卵は消失。巣を守っていたヌシもいなくなった。

 再び人工巣穴での繁殖を目指…

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