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 厚生労働省によって再編や統合の検討が必要とされた石川県内7病院の一つ、河北中央病院(津幡町)について、地元医師会長らが21日、「地域に欠くことができない医療機関だ」と存続を求める要望書を町長に手渡した。

 河北中央病院は町国民健康保険直営。この日、かほく市、津幡町、内灘町の診療所や病院の医師で構成する河北郡市医師会の由雄裕之会長らが町役場で矢田富郎町長に面会した。

 厚労省は全国の公立・公的病院について、がんや心疾患、脳卒中、救急など九つの診療分野・機能に関して診療実績が特に少ない▽六つの診療分野で近くに似た病院がある、といった場合に再編統合の検討が必要とし、来年9月までに結論を出すよう求めている。

 要望書を受け取った矢田町長は「厚労省の公表に憤りを感じる。各病院それぞれに置かれている環境が違う。廃院は考えていない」。由雄会長は「河北中央病院は在宅医療の後方支援病院として大事な存在。今回の国の評価ポイントとは違う点で、大きな役割を担っている」と話した。

 ほかの6病院は、国民健康保険能美市立病院▽国家公務員共済組合連合会北陸病院▽公立つるぎ病院▽独立行政法人地域医療機能推進機構金沢病院▽志賀町立富来病院▽町立宝達志水病院。(沼田千賀子)