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 韓国で「ユニクロ」を展開するFRLコリアは21日、人気商品フリースの25周年をアピールするCMを全面中止した。高齢の女性が「(10代だった)昔のことは覚えていないわ」と語る場面について、SNSを中心に「慰安婦問題へのからかいだ」との批判が拡散していた。

 CMは15秒ほどで、98歳の白人女性が、13歳の黒人少女から「私の年くらいの時にはどんな服を着ていたの?」と聞かれ、「まさか、そんな昔のことは覚えていないわ」と答える内容。韓国語版には「80年以上も前のことを覚えているかって」との意訳が付けられた。これに対し、一部の韓国市民が「慰安婦問題について日本に嘲笑されている」「我々は忘れない」と反発。韓国メディアも「慰安婦侮辱論争」として波紋を紹介していた。

 FRLコリアは声明文で「(CMは)いかなる政治的な事案とも関係がない」と反論しつつも「多くの方々が不愉快に感じた部分について重く受け止める」とした。CMは複数の国のテレビやネットで流れるグローバルシリーズで、韓国以外では中止しないという。(ソウル=武田肇)