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 のとじま水族館(石川県七尾市能登島曲町)で21日、人気者のジンベエザメの入れ替え作業が始まった。「イオリ」(雌)、「トトベエ」(雄)の2匹とも成長して水槽で安全に飼える限界に近づいたため、海へ帰す。代わりに富山県氷見市沖と珠洲市沖の定置網で捕獲された雄2匹が加わる。

 イオリ、トトベエはいずれも七尾市沖で捕獲され、イオリは2015年10月、トトベエは17年10月から展示されていた。2匹が泳ぐ姿は来館者の人気を集めていたが、体長がともに5メートルを超え、同館の水槽で飼育可能な6メートルにせまっていた。

 この日午前5時半から、イオリの搬出作業があった。ダイバーが、水槽で泳ぐイオリを専用容器へ誘導。屋根を開放し、クレーンを使って容器をつり上げ、水族館裏の海上で船に乗せた。入れ替わりに、今月上旬に捕獲され、近くのいけすで飼われていた雄が容器に入り、水槽へ運ばれた。

 イオリは能登沖約30キロの地点で放流したという。23日にはトトベエが海へ帰され、もう1匹の雄が搬入される予定。浅田隆館長(60)は「2匹には感謝しかない。これからも元気に泳いで欲しい」と話した。(井潟克弘)