矢鳴秀樹
熊本地震で崩れた石垣を使い、石積みの技術などを学ぶ「石工技能者養成研修会」が20~22の3日間、熊本城二の丸広場であった。各地から集まった若手職人や、自治体の文化財担当者らが参加。ベテラン棟梁(とうりょう)から石積みのノウハウやくさびで大きな石を割る昔ながらの技などを学んだ。
台風や地震など全国で災害が起きる中、被災した現場で文化財復旧の大切さを感じ、石垣を保存修理する技を身につけてもらおうと、文化財石垣保存技術協議会と熊本市が実施した。
21日の研修では、熊本地震で崩落した二の丸北側の「百間石垣」の一部を、実際に崩落した石を使って二の丸広場に再現した。重さ500キロほどもある石をクレーンでつり上げて移動させ、バールで細かく石の位置を修正するなどした。指導した棟梁は「支える裏側の石が傾いていると重みで表の石がずれる」「石垣を長くもたせるには裏側の仕事がすべて」などとアドバイスしていた。
熊本城の大天守や小天守の石垣…
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