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 名古屋市は21日、名古屋城木造新天守の実寸大の階段模型が入る体験施設「ステップなごや」(中区三の丸1丁目)を報道陣に公開した。エレベーターに代わるバリアフリーの新技術の実験に使うために建てた。11月2日から一般公開し、実際に上ることもできる。

 名古屋城正門近くの国有地に約9040万円で建設。鉄骨2階建ての体験施設に、高さ約4メートル、最大幅約1・6メートルの階段模型があり、1階から2階に上がるまでを再現した。実験では、最大勾配約47度と急な階段を、体の不自由な人が上り下りするための技術開発を目指す。

 一方、新天守の完成時期が2022年末から延期となり、市は秋に予定した新技術を国内外から募る「国際コンペ」の募集開始を延ばす方針だ。新たな募集開始の時期について、河村たかし市長は21日の記者会見で「今年度中には始めないかん」と述べた。

 ステップなごやは年末年始を除く土日祝に開館。午前10時~午後5時。入場無料。(堀川勝元)