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台風19号支援通信

 断水時、いかに水を確保するかも重要だ。給水所での工夫や、雨水を利用する方法を、国内外の水に関する問題を取材する橋本淳司さんに聞いた。

 給水所でポリタンクを使う際に橋本さんが勧めているのが、10リットルサイズを二つ持っていくことだ。10リットルを両手に一つずつ持てばバランスよく運ぶことができ、キャリーバッグにも入ることが多い。20リットルだと二つ持つのが厳しい上に、キャリーバッグにも入らないことが多い。

 持ち帰った水は、いつ給水したか分かるようにラベルをはって保管する。夏場は3日、冬場は10日程度は飲めるが、一度煮沸した水は雑菌が繁殖しやすくなるため、その日のうちに飲む。飲めなくなった水は、他の生活用水に回す。

 少しでも多くの水を確保するために、簡単にできることが雨水をためることだ。「雨水は汚いと思っている人が多いが、降り始めから30分以上たった雨水は水質がいい」という。おけやバケツなどにためておけば、生活用水として十分使えるという。ほこりなどが入らないよう、ふたをするのを忘れずに。雨水にはミネラル分が少ないため泡立ちやすく、洗濯の際に少量の洗剤でも泡が立つ。洗剤が少ないと、すすぐ水も少量ですみ、節水につながる。

 寒くなってくると、水ではなくお湯が必要になることが増える。水を入れたペットボトルに黒いテープをはり、晴れた日の日中にコンクリートなどの上に置けば、ぬるま湯くらいには温まるという。入浴に使う際は、頭の下に洗面器を置き、流れてきたお湯をまた頭にかけるなどできるかぎり再利用し、最後のすすぎだけきれいな水で。10リットル程度ですべて洗うことが可能だという。