石川)輪島の老舗漆器店、唐津くんちの曳山を修理

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井潟克弘
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 創業200年の歴史を持つ石川県輪島市の老舗「田谷(たや)漆器店」が、佐賀県唐津市の国の重要無形民俗文化財唐津くんち」で街を巡行する「曳山(やま)」の修復にあたる。昭和初期に制作された際、輪島の職人が担当したことなどが縁で請け負うことになった。

 唐津くんちは、毎年11月2~4日に行われる唐津神社の秋の大祭。2016年には、ユネスコ国連教育科学文化機関)の無形文化遺産にも登録された。期間中、獅子や鯛(たい)などをかたどった14カ町の曳山が市中心部を巡行。曳山は高さ約5~6メートル。表面は漆や金箔(きんぱく)などが施されており、世界最大級の「漆の美術工芸品」ともいわれている。

 田谷漆器店が修理するのは、1876年に制作された水主(かこ)町の13番曳山「鯱(しゃち)」。1930年に初代を作り直した時や66年に修理をした際、いずれも輪島の塗師(ぬし)が関わっていたという。

 今回は約30年ぶりの修復で…

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