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 ラグビーワールドカップ(W杯)で日本を破り、4強入りを果たした南アフリカ代表。アパルトヘイト(人種隔離)政策の名残から、「ラグビーは白人のスポーツ」と見る黒人は今も少なくない。故ネルソン・マンデラ氏が願った国民の融和はどこまで進んだのか。現地で人々の声を聞いた。

明らかに多い白人の姿

 20日午後、南ア最大の都市ヨハネスブルクの商業施設に設置された屋外パブリックビューイング会場は、1500人のファンで埋め尽くされた。前回W杯で苦杯を喫した因縁の相手である日本との対戦とあって、30度を超える気温に負けじと声援を送った。

 ただ、ファンの人種を見ると、明らかに白人の姿が多かった。国内全体で8割を占める黒人の姿は、スポンサー席だった前列に座っていた人を含めても2割ほどしかいなかった。1人で観戦に訪れた黒人の警備員、ジェームズ・セボネさん(38)は「ラグビーは好きだけど、観戦中に白人から人種差別を受けたこともあった」と打ち明ける。

 南アでは、オランダなどから移…

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