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 台風19号による記録的な豪雨で千曲川の堤防が決壊し、甚大な被害を受けた長野市赤沼地区の赤沼公園では22日、水につかって使えなくなった家財道具や電化製品などがうずたかく積み上げられていた。

 近くでリンゴ農家を営む丸山信子さん(52)は、千曲川の氾濫(はんらん)で自宅1階が1メートルほど水につかったという。使えなくなった家財道具などの処分に困っていたところ、普段は近隣住民の憩いの場である公園が仮置き場として使われると知り、運び込んだ。

 ところが、処分した物の中に、2人の子どもの図工作品や通知表などが紛れ込んでしまったことがわかった。

 この日、約1週間ぶりに公園を訪れた丸山さんは、子どもたちの作品などを捜そうと試みたものの、膨大な災害ごみを目の当たりにしてあきらめた。「普段は子どもたちでにぎわうきれいな公園なのに……。一体いつ、もとの光景に戻るのか」(杉本康弘)