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 天皇陛下が即位を宣言する「即位礼正殿(せいでん)の儀」に合わせ、奈良市の春日大社で22日、天皇が即位したことを春日の神に報告する「即位礼当日祭」があった。代替わりをことほぐ神楽2曲を巫女(みこ)が舞い、皇室の安泰や国の平安を祈った。

 約50人の崇敬者らが参列するなか、白装束姿の花山院(かさんのいん)弘匡(ひろただ)宮司が本殿で祝詞(のりと)をあげた。その後、檜扇(ひおうぎ)や鈴を手にした巫女2人が、平安時代から伝わるという神楽「祭(まつ)らるる」と「君が代」を舞った。頭には藤のかんざしをかざし、白地に朱色の藤の紋様をあしらった格式高い衣装だった。

 参列した総代の松岡泰夫さん(80)は「神事が厳かに執り行われ、晴れ晴れした気持ちになった。戦争も災害もない平和な日本であってほしい」と話した。

 春日大社によると、近年では、天皇陛下が皇太子時代の2010年に春日大社を参拝したという。(岡田匠)