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 英国の欧州連合(EU)離脱をめぐり、英議会下院(定数650)は22日夜、ジョンソン首相がEUと合意した離脱協定案の関連法案について、スピード審議するための動議を否決した。EUとの合意の上で10月末までに離脱するという政権のシナリオの実現は絶望的になった。ただ、関連法案自体の基本的な内容は過半数の支持を得て、将来の合意に基づく離脱には望みをつないだ。これを踏まえ、EU側は3度目の離脱延期を受け入れる検討に入った。

 動議は法案の下院審議を24日に終わらせ、月内の成立をめざす内容。通常は数週間かかる審議を1週間に縮めようとする政権の強引な手法に反発が広がり、賛成308、反対322の反対多数で否決された。否決後、ジョンソン首相は、今後についてEU各国の首脳と協議する考えを示した。

 ジョンソン氏はすでに、別の法律に従い来年1月末までの延期をEUに要請済み。EUのトゥスク首脳会議常任議長(大統領に相当)は英議会の採決後、「(英国を除く加盟)27カ国に英国の要請を受け入れるよう求める」とツイート。その手続きを各国首脳との書面のやり取りで済ませる考えも明らかにした。

 EUの反応の背景には、スピー…

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