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 台風19号の影響で在来線の一部区間が不通となっている長野県東部で、県やJR東日本などは23日、この区間を通学に利用している高校生や大学生ら約2千人を対象に、北陸新幹線での代替輸送を始めた。

 同県東御(とうみ)市の千曲川(ちくまがわ)沿いでしなの鉄道をまたぐ陸橋(跨線橋(こせんきょう))が崩落。田中―上田駅間の運転再開の見通しが立たず、通学に支障が出ていた。同鉄道と並行する新幹線を使うことで、上田、佐久平、軽井沢の各駅で在来線やバスに乗り継いで通学できるようになった。

 この日、始発の軽井沢発長野行き「あさま」の自由席は満席で、通路に立っていた人も。佐久平駅から乗車した県立上田高校1年の新上瑞季さん(16)=同県佐久市=は「(在来線不通後は)私費で新幹線通学していたけど、通学定期で乗れるので両親も『助かる』と言っています」と話していた。

 新幹線での長期にわたる代替輸送は「異例の対応」(JR東日本)といい、最短でも11月中旬ごろまで続く見通し。(土屋弘)