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 香川県が人口減の抑制に力を入れている。実際に転居してきた人が主人公の漫画で移住を呼びこみ、大学をまとめて紹介する冊子で若者に県内にとどまってもらうことを狙う。めざすのは、県外からの転入が増える人口の「社会増」だ。

 県人口は1999年の103万388人をピークに毎年減り、2018年は96万1900人。国立社会保障・人口問題研究所は、将来の死亡率や人口移動などを踏まえ、45年に77万6千人まで落ち込むと推計する。県は10月、24年に1千人程度の社会増をめざすという数値目標を掲げた。

 同じ10月には、移住者を増やそうと漫画を公開。移住ポータルサイト「かがわ暮(ぐ)らし」(https://www.kagawalife.jp別ウインドウで開きます)に、県出身の漫画家、天久聖一さんが手がけた「かがわ移住物語」を載せた。

 大阪で忙しく働き、生まれたばかりの娘と過ごす時間もなかった男性が香川に移り住み、充実した生活を送る姿を描いた。男性は、4月に移住し、「善通寺市地域おこし協力隊」として働く中川裕太さん(34)だ。

 県地域活力推進課の担当者は「移住を考える人の心情や生活の場面は、イラストがあるほうがイメージしやすい」と狙いを話す。11、12月にも、それぞれ別の実際の移住者を主人公にした漫画を公開する。

 同課にとって、大学進学者の県外への転出も課題になっている。昨年度は、4778人のうち82・5%が県外に進学した。

 対策として、県と県内の大学などでつくる「大学コンソーシアム香川」は9月、県内の大学、短大、高専の8校を紹介する冊子を初めてつくり、県内の全ての中学、高校に配った。

 冊子では、各校の学部や学科などのほか、取得できる資格や卒業後の進路、各校独自の奨学制度も詳しく紹介している。

 同課はまた、県外に進学した学…

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