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 広島県尾道市の高根(こうね)島沖約1・5キロの瀬戸内海で6月末、海上自衛隊の掃海艇「のとじま」(基準排水量510トン)と貨物船「ジェイケイⅢ」(総トン数699トン)が衝突した事故で、尾道海上保安部は23日、のとじまの艇長だった1等海尉(32)と当直士官だった2等海尉(42)、ジェイケイⅢを操船していた2等航海士(71)の男性3人を業務上過失往来危険容疑で広島地検尾道支部に書類送検し、発表した。

 同保安部によると、6月26日午後11時55分ごろ、のとじまは南南西へ、ジェイケイⅢは東北東へ進路を取り、のとじまの右舷後方とジェイケイⅢの船首部分が衝突した。のとじま側は見張りが不十分で、貨物船側はのとじまが回避すると判断して直前まで衝突を回避する措置が遅れ、両船を衝突させた疑いが持たれている。海上衝突予防法では2隻が互いに横切る場合、相手船を右前方に見る方に原則として回避義務があるが、同保安部は双方に過失があったと判断した。