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 プラネタリウム用に制作された人形アニメ「ごん―GON,THE LITTLE FOX」(27分)を見ました。映像はとてもとても素晴らしく、加えて、新美南吉の原作を尊重しながらグッと深く掘り下げた物語が秀逸です。ごんの切ない思い、兵十の「成長」が招く悲劇、その先に見える光……。今回はその紙上試写会と参りましょう。ネタバレ、といっても結末はみんな教科書で知ってるからいいよね?

 制作したのは八代健志監督(美術・木彫・アニメートも)が率いるクラフトチーム「TECARAT(テカラ)」。昨年9月10日の本欄「コマ撮り時代」で、やはりプラネタリウム用に作った秀作「眠れない夜の月」(25分/2015年)をご紹介した折、次なるプロジェクト「ごん」に触れ、「プラネタリウムで『ごんぎつね』? 涙で星が見えなくなりそう……」と書きましたが、まさにその通りになりました。私が見たのはプラネタリウムでなく、東京の吉祥寺シアターで19日に開催された「ストップモーションアニメフェスティバル2019」でしたけど、ラストに近づくにつれあちこちからすすり泣きが聞こえてきました。

 冒頭、年配の加助とまだ若い青年の兵十が並んで猟銃を構えキツネに狙いを定めていますが、加助に「撃て! なぜ撃たん?」と促されても兵十はためらい、キツネは加助が仕留めます。次の猟の場面でもわざと外す兵十。サッと逃げ出ていった子ギツネは、やがて二足で走り出し、擬人化されたキャラに。これが、ごんです。ケモショタ(半人半獣のかわいい男の子)です。兵十の声は入野自由さん、ごんは田中誠人さん。

 別の日、加助は兵十に網を渡し…

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