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 バスケットボール男子の日本代表で、米プロNBAから日本選手として初めてドラフト1巡目(全体9位)でウィザーズに指名された八村塁(21)が23日(日本時間24日午前9時半)、米テキサス州ダラスで行われるマーベリックスとの開幕戦に先発出場し、初得点も挙げた。日本選手がNBAでプレーするのは田臥勇太(当時サンズ、現・Bリーグ宇都宮ブレックス)、渡辺雄太(グリズリーズ)に続いて3人目となる。先発でのデビューは日本選手で初めての「快挙」だ。試合は100―108でウィザーズが敗れた。

 「攻撃でも守備でも力を発揮できる選手になりたい」と話していた八村は、ゴール下で体を張り、連係のつなぎ役にもなる「パワーフォワード」を担った。八村は試合開始から約2分半でゴール下のシュートを決めた。その後も隙を見てジャンプシュートを放ち、前半だけで8得点4リバウンドと貢献。第3クオーター(Q)にはオフェンスリバウンドから10点目を記録し、得点を2桁に乗せた。第4Q終盤、リバウンドを立て続けに取って10本目を記録し、得点とともに2桁を意味する「ダブルダブル」を達成した。最終的には計24分の出場で14得点10リバウンドと確かな存在感を示した。

 八村は富山県出身で、ベナン人の父と日本人の母を持つ。富山市立奥田中学校でバスケットを始め、宮城・明成高に進学し、全国高校選抜優勝大会(現全国高校選手権)で3連覇を果たした。17歳以下日本代表での活躍が評価され、米ゴンザガ大に留学した。3年生で迎えた今年の全米大学選手権(NCAAトーナメント)では主力として活躍し、チームの8強入りに貢献し、6月のNBAドラフトで1巡目指名を受けた。9月のワールドカップでは日本代表として3試合に先発出場。来年の東京五輪でも活躍が期待されている。(河野正樹