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 IT大手ヤフーのトップを長年務めた宮坂学氏(52)が、東京都の副知事に就任した。ヤフー時代は、急速な改革を意味する「爆速」をキーワードに、パソコン中心だったサービスをスマートフォンへ切り替えた。都庁では何を目指すのか。

 ――宮坂さんといえば「爆速」です。

 「2012年ごろ、社内のプレゼンテーション用に書いた資料の中にあった単語です。井上雅博社長(故人)の言葉がきっかけでした。米アップル社がiPhoneを発売し、スマートフォンに脚光が当たって数年が経ったころでした。『これからはスマホにシフトしないといけない。思い切って(サービスを)全部変えたほうがいい』と言われました」

みやさか・まなぶ
1967年生まれ。97年にヤフー入社。メディア事業部長などを経て、2012年6月から社長に。のちに会長となり退任。19年7月から東京都の参与をつとめていたが、わずか2カ月で副知事に就任した。

 ――なぜ改革のスピードにこだわったのですか。

 「例えば、A社とB社が似たスマホ向けサービスを始めたとしましょう。週単位で動くA社が状況把握・意思決定・実行・結果確認のサイクルに4週間かかるのに対し、B社は1日で完結させてしまう。そうすると、B社は年間で365もの問題点を改善することができる。A社の社員がどんなに才能豊かでも、全く勝負になりません。スマホの急速な普及に対応するには『爆速』で臨む必要がありました」

 「年に数回中国に行きますが、街の景色や人の雰囲気はもちろん、テクノロジーの進化も速い。米シリコンバレーもそうですが、『やらないと損』『どんどん挑戦しようぜ』という意識があるのだと思います。彼らは新しいことを純粋に楽しんでいる。ヤフーの社長に就任したばかりのころ、僕も、現状維持ではまずいという危機感は確かにありましたが、それよりも楽しさが上回っていました」

 ――危機感を楽…

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