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 台風19号による被害で、埼玉県嵐山町観光協会は、11月16日~12月8日に開催予定だった嵐山渓谷の「紅葉まつり」を中止すると決めた。槻(つき)川の増水により、渓谷の下流側玄関口にあたるバーべキュー場や遊歩道が水没するなどしたためだ。

 普段は多くの人でにぎわうバーベキュー場は、一面の広い河原に新しい流れができて管理棟と行き来ができない状態で、トイレも浄化槽が壊れたため使えなくなっている。川の流れが変わったため、川を渡る飛び石が水没。紅葉が見どころの冠水橋は歩道のタイルが一部はがれた。協会の担当者は「渓谷自体の被害は少なかったが、こんなになってしまうなんて水の力はすごい。復旧を急ぎたい」と話す。

 秋の行楽シーズンを迎えるなか、台風の被害が特に大きかった県西部では催しの中止が相次いでいる。坂戸市では「さかど産業まつり」が、東松山市では「産業・環境フェスタ」が中止となった。(西堀岳路)