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 能面作りを続けている、福岡県豊前市宇島の特別支援学校職員、住村太さん(62)の作品が、大阪府豊中市で8月に開催された「第13回島熊山(しまくまやま)能面祭」で最高賞の大賞(梅若実玄祥賞)を受賞した。全国の能面師が出品する公募展で、住村さんの大賞受賞は能面祭で初の2回目という。「後世に残る能面を作り続けたい」と新たな意欲を燃やしている。

 仏像など木材の加工品が好きだったという。1994年に市内で開催された能面の展示会を見て興味を持ち、97年に能面師に師事。2005年から京都市の著名な能面師の元へ月1回のペースで通って技術を磨いてきた。自宅の工房で日々創作活動を進めている。

 島熊山能面祭は、舞台で使える能面、狂言面を毎年募り、人間国宝の能楽師らが審査する。今回、全国のプロを含む能面師らの100を超える出品作から大賞に選ばれたのは「猩々(しょうじょう)」という作品。水の中に住む酒好きの妖怪の面で顔が赤いのが特徴という。

 住村さんによると、制作には木…

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