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 JR東海が、地下水が湧き出たために中断していたリニア中央新幹線「名城非常口」(名古屋市中区)の掘削工事を、11月末ごろに再開する計画を立てていることがわかった。

 名城非常口は直径約40メートル、深さ約90メートルの立て坑で、2016年11月に着工した。昨年12月下旬、地下約50メートルまで掘り進めたところで出水し、水位を安定させる目的もあって深さ約25メートルの地点まで水がたまった。

 JRによると、現場の地層は水を通す層と通さない層が複雑に重なり、掘削で地下水の通り道ができたことが原因とみられる。地盤を固める薬剤を注入する止水工事を実施してきたが、11月末ごろに完了する見通しが立ったという。工事を再開する際は、周辺住民に説明する予定。

 今回の問題を受け、27年の名古屋―東京・品川間の開業についてJR東海の広報は「工事全体の中で遅れが生じないよう努める」としている。