化学大手のクラレは２４日、米国工場で昨年５月に火災があり、けがを負った従業員らに損害賠償訴訟の和解金として約１００億円を支払うと発表した。苦痛を受けたとして訴訟を起こした協力会社の従業員ら約１６０人のうち数人と合意。訴訟の関連費用として１４０億円の特別損失を計上する。和解金はさらに膨らむ可能性がある。火災は、食品包装材向けのプラスチックをつくっている米テキサス州の子会社工場で起きた。