「町田ルール破った」不良の象徴・コルク狩り、今も横行
河崎優子 稲垣千駿
ヘルメットをかぶっているだけなのに、因縁をつけられて暴行される。「コルク狩り」と呼ばれる事件が東京都内で相次いだ。平成の初めには暴走族の間で始まっていたとされるが、令和になった今も少年たちはなぜ「狩る」のか。
警視庁は9月、16歳と17歳の少年2人を殴ったり蹴ったりし、2週間のけがを負わせたなどとして、高校2年の男子生徒ら16~17歳の少年3人を傷害容疑などで逮捕した。事件が起きたのは6月下旬。葛飾区内の公園で10人ほどで取り囲み、こうすごんだという。
「お前らさ、『コルク半』かぶって調子乗ってんだろ」
コルク半とは、緩衝材にコル…