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 台風19号で広い地域が浸水した福島県郡山市にある日本大学工学部。川の氾濫(はんらん)で下宿が浸水し、教材や家財道具を失うなどして学生約1100人が被災した。なかには、書きかけの卒業論文のデータが消えてしまった学生もいるという。11月5日からの授業再開にも、不安が消えていない。

 「2階の部屋が安心だけど、大学近くに空き部屋はない」

 建築学科2年の平本奈波さん(20)は肩を落とす。大学近くのアパート1階に住んでいたが、近くを流れる阿武隈川の氾濫(はんらん)で浸水。友人宅に避難して命は助かったが、室内は1メートルほどの水につかり、土砂が流れ込んだ。

 着替えなど身の回りのものだけ持って友人宅に住みながら、自宅の掃除を続ける日々だ。大学の担当者は「大学周辺は物件が全然足りていない。不動産屋も被災して連絡が取りづらい状況だ」と話す。

 大学はJR郡山駅から南に約4…

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