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 台風19号では、身を寄せた住民であふれる避難所があった一方で、施設への避難をしなかったり、ためらったりした人たちがいた。様々な葛藤のうえそれぞれの避難行動をとった住民や行政は、経験を経て、次への備えを考え始めている。

 多くの自治体は早めに動いた。町田市は10月11日に避難施設を開設し、12日午前9時に避難勧告を発令。「明るいうちに安全に施設に行けるようにした」(市防災課)。八王子市は同午前8時に避難勧告を出し、午後3時半に避難指示に切り替えた。足立区は午後3時に避難勧告を出し、避難所を135カ所開設した。

 八王子市の会社員、五十嵐誠さんは、12日夕に妻、4~11歳の3人の子どもと一緒に高台の体育館に避難した。自宅は川から1キロ以上離れているが、「幼い子どもがいるので念のため」と考えたという。

 町田市の境川近くに住む飲食業…

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