福岡)糸島の常設カキ小屋が完成 26日から営業開始
鳥居達也
糸島漁協(仲西利弘組合長)が福岡県糸島市の岐志漁港で建設を進めていた常設のカキ小屋9棟が完成し、25日、完工式があった。市内4地域の各漁港に立ち並ぶカキ小屋は糸島の冬の風物詩。常設化で集客力向上を目指す。常設小屋をはじめ市内の大半の店では、26日から今季の営業が始まる。
糸島のカキ養殖は1988年に始まった。近年の糸島ブームもあり、昨季には30軒のカキ小屋などに約53万人が訪れた。2018年度の生産量は430トン。約680人がカキ小屋などで働く。今年5月には、「糸島カキ」が特許庁の地域団体商標に登録され、ブランド力も一段と強化された。
糸島漁協は、集客をさらに増やして漁業者の所得向上と新規就労者の定着率向上を図ろうと、岐志漁港でテント式の仮設だったカキ小屋の常設化に着手。5月から5カ月近くかけて整備を終えた。事業費は2億5千万円。国から9600万円、市から1500万円の補助を受けた。
常設小屋は鉄骨平屋建てで…
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