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 映画「スター・ウォーズ」に登場する帝国軍兵士、ストームトルーパーの等身大木彫が、JR札幌駅で注目を集めている。旭川市の70代の工芸作家3人が、試行錯誤しながら「世界に通じるものを」と彫り上げた。

 木彫は、12月公開の最新作「スカイウォーカーの夜明け」のPRイベント用に制作された。今月5日から、札幌駅のJRタワー東コンコースに、他の登場人物の等身大フィギュアと共に並ぶ。高さ約190センチ、重さ約250キロ。木材は、木目が細かくきれいで、幸福を呼ぶと言われる道産のエンジュを使っている。

 制作したのは、旭川木彫・工芸品協会の3人。「スター・ウォーズはテレビのCMでしか見たことがない」というメンバーは、約10分の1サイズの人形を参考に作業を開始。旭川市工芸センターの協力で等身大の図面を起こし、3人で分担して頭や胴、手足を約2カ月かけて、彫り上げた。頭部は、ヘルメットの膨らみ具合が「本物」のようにならないと、3回、彫り直した。

 メンバーの1人で、協会の会長でもある菅野秀雄さん(76)は「SFの世界を木彫で表現できるという、新しい可能性を開くことができた。世界中のスター・ウォーズのファンに、木彫の良さを知ってもらいたい」と話す。

 JRタワーでの展示は31日まで。12月には都内のイベントに再び登場する予定だ。(本田大次郎)