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 お笑いコンビ「チュートリアル」の徳井義実さん(44)が設立した会社が、所得隠しや申告漏れを東京国税局から指摘された問題で、吉本興業は26日、徳井さんの芸能活動を当面の間、自粛すると発表した。徳井さんは「あらためて納税に対する意識、仕事のこと、自分自身のこと、しっかりと見つめ直していきたいと思っております」とコメントしている。

 吉本の公式サイトによると、徳井さんはタレント活動の収入を株式会社「チューリップ」(東京都世田谷区)に入れてから役員報酬として受け取っていたが、同社は2009年の設立後、18年9月ごろに税務調査を受けるまで期限内に申告したことが一度もなく、税務署に促されて申告した後も税金を納めなかった。このため、16年5月ごろに銀行預金が差し押さえられた。社会保険も未加入だった。

 税務調査では、旅行代や洋服代などの個人的な支出を会社の経費として計上したとして約2千万円の所得隠しを指摘されたほか、約1億1800万円の申告漏れがあった。徳井さん自身の所得税も無申告で、12~14年分と15~17年分を税務署から指摘をされた後に申告した。

 吉本や関係者によると、加算税などを含めた追徴税額は法人税が約3700万円、消費税が約2100万円、同社が徳井さんに役員報酬を支払う際に徴収(天引き)していなかった源泉所得税が約4400万円で、計1億円超にのぼった。

 活動自粛を受け、テレビ局も放送内容の変更を余儀なくされた。フジテレビは28日深夜の「テラスハウス TOKYO 2019―2020」と29日夜の「乃木坂46のザ・ドリームバイト!」について、徳井さんの出演部分をカットして放送するという。

【動画】会見で謝罪するチュートリアル徳井義実さん(後藤泰良撮影)