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 原爆の犠牲者を追悼し、世界平和を願う「市民大行進」が26日、長崎市であった。被爆者や小中学生、田上富久市長など約3千人が参加し、平和公園(同市松山町)を出発し、爆心地周辺の約1・5キロを歩いた。

 市や爆心地周辺の自治会などが実行委員会をつくって1972年に始まり、今年で48回目。行進後は、原爆が投下された午前11時2分に参加者全員で黙禱(もくとう)を捧げた。その後の「市民大行進宣言」では、市立丸尾中の生徒たちが考えた宣言文を、同中の川田愛佑梨(あゆり)さん(3年)が代表して読み上げた。川田さんは「平和都市・長崎の市民として、平和を築く努力を続ける」と決意を表明した。

 初めて参加した同市の会社員、高比良正恵さん(25)は祖父母が被爆者だといい、「改めて平和について考えるきっかけになった。少しずつ平和活動に参加して、いつか自分の子どもに平和の大事さを伝えたい」と話した。(弓長理佳)