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 経済危機に陥っている南米アルゼンチンで、政権が交代する。27日にあった大統領選は、左派で野党のアルベルト・フェルナンデス元首相(60)が当選を確実にした。中道右派の現職、マウリシオ・マクリ大統領(60)は財政再建を進めようとしたが、経済成長が実現しなかったうえ、国際通貨基金(IMF)から融資を受けたことで国内の反発が強まって失速。ただ、政権が交代しても経済立て直しの道筋は見えてこない。(ブエノスアイレス=岡田玄、ワシントン=青山直篤)

 ブエノスアイレス港近くの貧民街「ビシャ31」で23日朝、無料食堂のドアが開くと、住民が次々と入ってきた。230リットルの大鍋のスープは、2時間もせずに空になった。「数年前は1日450人ほどだったが、今は900人は来る」。責任者のテオフィロ・タピアさん(77)は、経済危機が深刻になっていると話す。

 中間層も影響を受ける。ブエノスアイレス近郊の市役所職員ヘルマン・ピカスさん(40)は4万5千ペソ(約8万1千円)の月給のうち、家賃と光熱費だけで毎月3万ペソ(約5万4千円)を支出する。左派政権時代にあった光熱費の補助金が縮小された影響が大きい。食料品も値上がりが続き、貯金していた米ドルは底をついた。

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