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 トルコのエルドアン大統領は、フランスの雑誌の編集長と記者を大統領侮辱の疑いでトルコ検察に刑事告訴した。シリア北部を拠点とする少数民族クルド人の武装組織をトルコ軍が攻撃したことをめぐり、エルドアン氏を「絶滅させる者」として報じたためだという。アナトリア通信などが25日報じた。

 問題になったのは、仏誌ルポワンの最新号の表紙。軍隊式の敬礼をするエルドアン氏の写真が「絶滅させる者」「民族浄化、エルドアンのやり方」との見出しで掲載され、「彼にクルド人を虐殺させるのか」との文言も添えられている。

 トルコはこの軍事作戦がテロ組織を対象としたものだと主張しているが、フランスを含む欧州諸国は強く反発している。欧州議会は24日、トルコの作戦が「国際法を侵害し、地域の安定と安全を損なう」として、非難する決議を採択した。(イスタンブール=其山史晃)