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 オーストラリア中部の世界遺産地区にある巨大な岩「ウルル(エアーズロック)」の登山が、26日から禁止された。一帯が先住民(アボリジナルピープル)にとっての聖地であることに配慮して、ウルルを含む国立公園の運営協議会が、2年前に決定を発表していた。

 AFP通信によると、登山が最後に認められた25日は、日没までにふもとに戻る約束をした数百人の観光客が、閉鎖直前まで行列をつくってウルルに登った。

 ウルルは高さ348メートル、周囲が9・4キロある世界最大級の岩で、豪州の観光名所になっている。

 豪政府は1985年にこの土地一帯の所有権を先住民に返還した。先住民はウルルを聖地としており、長年にわたって登山禁止を求めてきた。近年は一帯を訪れる観光客のうち、実際に岩に登る人の割合が2割を下回るようになったことなどから、国立公園の運営協議会が2017年に決定し、発表していた。(宋光祐)