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 鳥取県米子市の米子水鳥公園に27日、環境省の絶滅危惧種に指定されているクロツラヘラサギ1羽が飛来した。水鳥公園にはほぼ毎年1~2羽が飛来しているが、最近は春の渡りの時期が増えているという。

 水鳥公園によると、27日午前9時過ぎ、野鳥の撮影をしていた自然愛好家の男性(54)と女性(69)が、舞い降りる1羽を見つけた。コハクチョウの隣で浅瀬を歩き回り、水生生物を探していた。クロツラヘラサギは全長約75センチ。全身が白で足は黒くて長く、しゃもじのようなくちばしが特徴だ。今回飛来した1羽は、翼やくちばしなどから成鳥とみられる。

 クロツラヘラサギは朝鮮半島西岸などで繁殖し、日本には九州や沖縄などに約500羽が飛来して越冬している。秋に水鳥公園に飛来した時は、12月ごろ九州方面に行くことが多いという。神谷要館長は「人気のある鳥なので、できるだけ長くとどまってくれるとうれしい」と話している。(大谷秀幸)