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 成田空港の発着時間が27日深夜、午前0時まで1時間延長された。地元自治体と合意した空港の機能強化策の一つ。内陸にあり午後11時~翌午前6時はダイヤを認めないとしてきた原則が、1978年の開港以来初めて変更された。

 2本の滑走路のうちA滑走路(4千メートル)に限り発着できる時間を延長し、午後10時台の便数制限も撤廃した。新たに設けられる午後11時台のダイヤは今のところ旅客便、貨物便合わせて出発のみ週30便。27日は3便が11時台に離陸。最後は11時35分のドバイ行きだった。

 深夜の発着時間延長には騒音下の住民らが激しく反発した。だが、空港を運営する成田国際空港会社などによる騒音対策や地域振興への協力表明を受け、地元自治体が容認した。住民らは「初日はたいしたことがなかったが、これからどうなるか」などと話した。

 空港会社の田村明比古社長は「住民の皆さんの生活環境に十分配慮しながら、航空ネットワークの拡充に努めていく」とした。(福田祥史、根岸敦生