編集委員・長沢美津子
拡大する魚のあらのスープ=合田昌弘撮影
身近な魚介で作る中国料理のスープが、「だしとスープ」シリーズの最終回です。
材料は旬の魚で、煮つけ用のあらとして売られる部位を利用します。魚の頭や中骨には肉も皮もあって、うま味やゼラチン質がたっぷり。だしを取るのにうってつけです。ブリやサケのようなくせのある魚も、淡泊な白身のタイも、それぞれ持ち味を発揮して、もちろん身は具として食べられます。「アジなど小さな魚なら、丸ごとぶつ切りにして使ってもいいですね」と料理監修の吉田勝彦さん。
ポイントは魚の持つ臭み対策です。下準備で湯通ししたら、香味野菜と静かに煮出していきます。ネギやショウガは和食の魚料理でおなじみですが、セロリとの相性の良さは新鮮。さわやかな香りから一気に異国情緒が漂います。
鍋を1時間火にかけていれば、その間においしさが育って、味付けに塩を補うだけでいい。スープは慌ただしい日々の味方です。(編集委員・長沢美津子)
◆魚のあらのスープ 料理監修:吉田勝彦
【材料(4人前)】
□ 魚のあら(ブリ、秋サケ、タイなど) 500g
□ 長ネギ 15cm
□ セロリの葉や茎 適量
□ ショウガ 1片
□ あればパセリやパクチーの茎 適量
□ 水 1リットル
□ 日本酒 大さじ2
□ 塩 小さじ1弱
【道具】
□ 鍋
□ ざる
【作…
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朝日新聞社会部