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 河野太郎防衛相は28日、東京都内で政治資金パーティーを開き、主催者によると約800人が参加した。閣僚の政治資金パーティーは、2001年閣議決定の大臣規範で「大規模な開催」の自粛が規定されている。ただ、大規模パーティーの定義が明確になっておらず、在任中も閣僚が開催する事例が続いている。

 河野氏は25日の記者会見で「1千人以下だし、閣僚になる以前から続いているものを同じ程度で行うので問題ない」と述べた。河野氏は外相だった昨年も政治資金パーティーを開催。河野氏の発言は、07年に町村信孝官房長官(当時)が参院決算委員会で、「大規模パーティーは自粛することになっているが、1千人程度をめどにして考えている」と答弁したことを念頭に置いたものとみられる。

 閣僚の政治資金パーティーは、大臣規範で「国民の疑惑を招きかねないような大規模なものの開催は自粛する」と規定。業者などとの癒着を防ぎ、政治的中立性を確保する狙いがある。ただ、「大規模」の定義は明記されておらず、規範に抵触するかの判断は閣僚らに委ねられているのが実情だ。安倍晋三首相や麻生太郎副総理らは、在任中に収入1千万円以上の政治資金パーティーを開いている。(山下龍一)