広島)新大学「叡啓大」で設置認可申請へ 県立広島大
北村浩貴
公立大学法人「県立広島大学」(広島市南区)は2021年4月の開学を目指す新大学名を「叡啓(えいけい)大学」と決めた。31日付で文部科学省に設置認可を申請する。企業などと連携した「課題解決演習」や、グローバルな体験を重視する。現行の県立大は来春、学部・学科を再編して継続する。1法人の下に2大学体制が誕生する。
新大学名の「叡」には「掘り下げてものを追求する」、「啓」には「新時代を切り開く」という意味を込めたという。県が進めてきた「知識を生かして主体的に課題解決を図る学び」を大学教育にも広げる狙いだ。
ソーシャルシステムデザイン学部のみの単科大で、1学年100人。高校時代の活動歴やエッセーなどで総合的に判断する「総合型選抜」で50人を選ぶほか、一般入試で10人、学校推薦で20人を選び、残り20人を留学生とする。
広島国際大の広島キャンパス…