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 公開されている会議なのに、傍聴者は発言者の名前を広めないように――。そんな「匿名化」を求めるルールが問題視された政府の有識者会議。導入から2度目となる会合が28日にあり、委員の間でもこのルールをめぐる応酬があった。

 クールジャパン戦略やネット上の海賊版対策などについて話し合う知的財産戦略本部の「構想委員会」。数十ある傍聴席はほぼ満席に。注目が集まるなか、会議の冒頭で座長の渡部俊也・東京大教授は「原則として公開」と説明し、「議題ごとに判断していく」としてこの日の「匿名化」を見送った。

 委員からも発言が相次いだ。

 中村伊知哉・慶応大教授は、事務局に匿名化は慎重にすべきだと求めていたことを明かし、「今回の整理は妥当」と評価。「非公開で議論することで盛り上がる場合もあるが、公開性を保つことで議論が高まる効果もある。昨年の海賊版対策のときも議論が公開だったために、政策の重要性が広く認知されたし、実名入りの議事録は歴史的にも重要な価値を持っている」と述べた。

 一方、日本写真著作権協会の瀬…

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