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 愛知県で2017年、当時19歳の実の娘に性的暴行をしたとして準強制性交等罪に問われ、一審で無罪判決を受けた父親の被告(49)に対する控訴審の第1回公判が28日、名古屋高裁(堀内満裁判長)であった。検察側は、娘が「抗拒(こうきょ)不能」の状態だったと認定しなかった一審判決に事実誤認があると主張。弁護側は、控訴棄却を求めた。

 一審・名古屋地裁岡崎支部判決によると、被告は娘が小学生の時から殴ったり蹴ったりしており、中学2年生から性的虐待を始め、高校卒業後も行為を繰り返した。抵抗した際に暴行を加えることもあったとし、判決では「極めて受け入れがたい性的虐待」として同意がなかったと認めた。

 一方、娘が過去に抵抗して拒んだこともあったと指摘。両親の反対を押し切って専門学校への入学を決め、月8万円のアルバイト収入があり家を出て一人暮らしをすることも検討していたことなどを理由に、「被告は娘を精神的な支配下に置いていたといえるものの、娘の人格を完全に支配し、服従せざるをえないような強い支配従属関係にあったとまでは認めがたい」と認定。抗拒不能の状態とするには「合理的な疑いが残る」として、無罪を言い渡した。

 抗拒不能は、身体的、心理的に…

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