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 台風21号に伴う記録的な大雨が降った千葉県で、4人が死亡した土砂崩れ現場3カ所が県の「土砂災害警戒区域」に指定されていなかったことが、県への取材でわかった。うち1カ所では指定に必要な調査も行われていなかった。指定されていれば、危険性が周知されていた可能性がある。国土交通省は近く県から事情を聴く方針。

 千葉県内では25日午後、住宅の裏手で起きた土砂崩れにより、千葉市緑区誉田町3丁目で40代と60代の女性2人が、同区板倉町で60代男性が死亡。市原市では50代女性が亡くなった。

 3カ所は、いずれも土砂災害警戒区域に指定されていない。緑区板倉町と市原市の計2カ所は指定に向けた基礎調査が終わり、板倉町では県が住民説明会の準備中だった。ともに県が危険箇所として公表し、今回の大雨では、千葉市と市原市が25日午前11時ごろに出した避難勧告の対象にも入っていた。

 一方で、2人が死亡した緑区の現場について、県は土砂災害の危険性を認識していなかった。2003年度ごろまでに等高線図などをもとに調べ、基礎調査の対象外と判断したという。全壊した住宅の隣に住み、自宅の風呂場や洗面所に土砂が流入した大松崎賢次さん(63)は「まさか土砂崩れが起きるなんて」。地元自治会長の岡田安弘さん(78)は「行政が情報を伝えてくれれば、助かった命だったのかも」と話す。

 県河川環境課は、調査対象から…

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