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 迷える金メダリストは、完全復活への糸口をつかめるか。リオデジャネイロ五輪の競泳男子400メートル個人メドレーを制した萩野公介(25)=ブリヂストン=が、9日から静岡県で行われる日本社会人選手権に出場する。

 決してトップレベルの選手がそろうわけではない大会に、参加予定だったスペインでの合宿を見送ってまで挑むのには理由がある。今季の記録が低調すぎて、このままでは日本水泳連盟の合宿に参加したり、国立スポーツ科学センターなどの施設を使ったりできないからだ。

 萩野が極度の不振に陥り、休養に入ったのは今年3月。5月に練習を再開し、8月に東京で開かれた国際大会で実戦復帰した。

 復帰後初めて表彰台の頂点に立ったのは、出場4大会目。10月末にあった短水路(25メートル)日本選手権の200メートル個人メドレーだった。この前日には、100メートル個人メドレーで自由形を専門とする選手に敗れていただけに、「ここでへなちょこなレースをしていたら、本当にダメだった」とほっとしたほど。かつての勢いは見られない。

 リオ五輪前の2015年にも右…

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