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 波と波がぶつかって龍神が生まれ、真ん中に月が浮かぶ――。そんな様子が描かれている四天王寺(津市栄町1丁目)の天井絵「波龍円相図(はりゅうえんそうず)」が静かな話題を集めている。倉島隆行住職(42)によると、気力や体力がみなぎると同時に、心が安定して穏やかになる御利益があるという。

 「波龍円相図」を手がけたのは、京都の寺のふすま絵などを制作する画家の塩沢文男さん(64)。絵は、昨年11月に曹洞宗大本山・総持寺(横浜市)であった仏教音楽祭で、舞台美術として飾られた。倉島住職からの「宗派を超えた祈りの場である音楽祭を象徴するような絵を描いてほしい」との依頼で生まれた。

 音楽祭が終わった後、多くの人たちに見てもらおうと、3月から四天王寺の本堂の天井に飾られている。縦3・24メートル、横2・24メートル。龍神が大きな「円相」(禅宗で、悟りの象徴として描く円)をつくり、ブラックライトで照らすと龍神の目が光って、月が現れる。月にはおびただしい数のクレーターが広がる。

 地球に降り注ぐ無数の隕石(い…

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