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 世界反ドーピング機関(WADA)は28日、ロシアの国ぐるみのドーピング問題で、モスクワの検査所から回収した保管データがWADAへの提供前に操作された疑いについて、11月末までに結論が出る見通しを発表した。現在は、専門チームが不整合な部分に対するロシアの回答を分析中。不正が認定されれば、昨年9月に解除したロシア反ドーピング機関(RUSADA)を再び資格停止にする可能性がある。回答は複雑なため時間を要するとしつつ、「11月末までには、コンプライアンス(法令や社会規範の順守)審査委員会が(決定の権限を持つ)常任理事会に、資格停止の提案をすべきかを検討できる見通しだ」と声明を出した。

 WADAは9月17日付でRUSADAに対するコンプライアンス手続きに入った。再度資格停止になれば、ロシア代表チームが2020年の東京五輪・パラリンピックに出場できなくなる可能性がある。(遠田寛生)