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 2020年度から始まる大学入学共通テストで活用される英語の民間試験について、萩生田光一文部科学相が「身の丈に合わせてがんばって」などと発言した問題で、萩生田氏は29日、「あの発言を撤回したうえで真意を説明したと受け止めて頂いて結構」と述べ、発言を撤回した。教育格差を容認するような表現に、受験生や教育関係者から批判が集まっていた。

 萩生田氏は閣議後会見で、「昨日、撤回という言葉を使っていなかったので改めて撤回させていただく」と述べた。萩生田氏は24日夜の報道番組で、英語の民間試験について、家庭の経済状況や都会に住んでいるかどうかで受験機会に不公平が生じる点を問われ、「それを言ったら『あいつ予備校通っていてずるいよな』というのと同じ」「自分の身の丈に合わせてがんばってもらえば」などと発言。これに対し、SNSや教育関係者から「地方の貧乏人は身の程を知れという姿勢?」「教育担当大臣として、あり得ない発言」などの声が上がっていた。批判を受けて萩生田氏は28日、「不安や不快な思いを与える説明不足な発言であった」などと謝罪した。(宮崎亮