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 「一票の格差」が最大3・00倍だった7月の参院選は投票価値の平等を定めた憲法に反するとして、宮崎市と鹿児島市に住む男性2人が選挙無効を求めた訴訟の判決が30日、福岡高裁宮崎支部であった。高橋文清裁判長は「合憲」と判断し、選挙無効の訴えを退けた。原告側は上告する方針。

 参院選では、議員1人あたりの有権者数が最少の福井選挙区と比べ、格差が最も大きい宮城選挙区は3・00倍。宮崎選挙区は1・42倍、鹿児島選挙区は2・12倍だった。被告の宮崎、鹿児島両県の選挙管理委員会は「投票価値の不均衡が著しいとはいえず、違憲ではない」と主張していた。

 同様の訴訟は全国の計14高裁・支部で起こされている。判決は福岡高裁宮崎支部が6件目で、29日までの5件は「違憲状態」が2件、「合憲」が3件だった。高裁判決は年内に出そろい、最高裁が来年中にも統一判断を示す見通しだ。(高橋健人)