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 直径3メートルはあるだろうか。台湾南部の嘉義市にある嘉義大学のキャンパスには、野球の硬球をかたどった大きなモニュメントが飾られていた。「天下の嘉農(かのう)」という金色の題字が誇らしげに輝く。

 大学の前身は「嘉義農林学校」。日本が台湾を植民地統治した時代に創立され、「嘉農」の略称で知られた。野球部は1931年、初出場した夏の甲子園で準優勝。「天下の嘉農」とたたえられた。活躍を描いた劇映画「KANO」が5年前に台湾で製作されてヒットしたばかりだ。

 10月に学校の創立100年を祝う式典があり、出席した。会場には、日本からの特別ゲストとして、昨夏の第100回甲子園で準優勝した秋田県の金足農業高校のOBら計8人の姿があった。「KANANO」の略称や、農業系で出場前は強豪校と見なされていなかった点が似ており、躍進は台湾でも「KANOの再来」と話題になっていた。招待はすんなり決まったという。

 秋田からの一行は滞在中、嘉農…

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