拡大する写真・図版 米カリフォルニア州で28日、高速道路に迫る山火事=ロイター

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 米カリフォルニア州で山火事の被害が拡大している。北カリフォルニアのワインの産地として有名なソノマ地区では28日までに、約300平方キロが焼失し、約18万人に避難命令が出た。同州のニューサム知事は27日、州全土で緊急事態を宣言。各地で避難や計画停電が相次ぎ、市民生活に大きな影響が出ている。

 同州では、乾燥した状態が続いていたことに加え、強風によって、山火事が相次いで発生した。比較的大きな山火事は州内で10カ所以上で続いており、うち3カ所は焼失面積が15平方キロを超えている。

 最大の被害が出ているのは、北カリフォルニアのソノマ地区で23日に発生した山火事で、28日夜までに、住宅57戸を含む123戸が焼失。また28日には、ロサンゼルス市のビバリーヒルズに近いゲティー地区でも山火事が発生し、1万戸以上に避難命令が出た。

 同州では18年、各地で大規模な山火事が発生し、州北部のパラダイスでは80人以上の市民が犠牲になった。(サンフランシスコ=尾形聡彦